不用品買取等には各種資格や許可が必要 説明イメージ(申請書イメージ)

意外と知られていませんが、不用品買取やゴミ処分を行うためには、様々な資格や許可が必要です。
例えば不用品を買い取るためには古物商許可という許可が必要ですし、ゴミ処分には一般廃棄物収集運搬許可や産業廃棄物運搬が必要となります。
ここではいろいろな許可証や資格をご紹介します。 


古物商許可とは何か? 

そもそも古物商とは何かと言いますと、ビジネスとして中古品を売買する個人や法人のことを指します。また売買だけでなく、貸し借り(レンタル)を行い売上をあげることも古物商となります。古物商になるためには古物商許可という許可を取得する必要があり、そのために、古物商許可申請という行政手続きが必要となります。万が一、古物商許可を持たずに取引を行ってしまいますと、3年以下の懲役、または100万以下の罰金が科せられ、また向こう5年間は古物商許可の取得が出来なくなります。古物の売買を行う場合には、古物商許可を必ず取得してください。 

実は取得が難しい一般廃棄物収集運搬業許可 

不用品買取業者にとって魅力的な許可の一つである一般廃棄物収集運搬ですが、最近取得することが非常に厳しくなってきています。大きな理由としては2つあり、1つは自治体によっては新規の募集を停止しているためです。いくつか理由がありますが、出てくるゴミの量に比べて業者の数が増えすぎてしまったためだとも言われています。2つ目の理由は、そもそも許可を申請したとしても許可がおりないということです。細かいことは各市町村毎に理由は異なりますが、一般的に言われているのは、事業系一般廃棄物の収集運搬で経営が成立するような事業計画の提出などが求められているからだということがあります。この2つの背景にあるのは法律で、簡単に言えば、自治体が自身でゴミを処理しきれないと判断した場合に許可を出すということがあるので、自治体としてゴミの処理能力が足りていると判断されれば許可は出ないということです。 

ニーズが出てきた遺品整理士という資格 

高齢化が進む時代的な背景からか、近年遺品整理士という資格が注目され始めています。そもそも遺品整理士という資格は、正しい遺品整理を行うための資格です。正しいというのは、やはり遺品整理士が出てくる前は、故人の遺品を不当に安く買い取ったり、遺品を引き取る際に法外な金額を要求するような業者が多く、依頼者とのトラブルが頻発したという暗い背景もあります。まだまだ完全に業界的にクリーンになったとは言い難いですが、遺品整理士という資格が各メディアで取り上げられたことにより、一般の方にも資格が認知され始め、遺品整理を依頼する際に資格の有無を確認したり、最近では不用品買取業者でも遺品整理士の資格を持っている業者も出てきたため、安心して取引ができるようになってきました。


一言で不用品買取と言っても、行うためには様々な許可証や資格が必要となりますが、許可証や資格が持っていないにも関わらず取引を進めている業者もあります。もし取引を検討する場合には、業者がしっかりと資格や許可証を持っているかどうかを調べておくことで、未然にトラブルを防ぐことに繋がります。 

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