粗大ゴミと一言で言っても、何を指しているものなのか分からないときはありませんか。特にいざ捨てようと思ったときに「これは粗大ゴミなんだろうか・・・」と悩んでしまうこともあるかと思います。各自治体によって細かいルールは異なりますが、基本的に一辺が30cmを超えるものはすべて粗大ゴミとして扱われます。ゴミ袋に無理やり入れて捨てたとしても収集はできません。中にはバラバラに解体すれば大丈夫と思っている方もいますが、基本的に元の大きさが粗大ゴミのものは分解したとしても粗大ゴミとして処理する必要がありますので注意が必要です。
粗大ゴミの出し方
各自治体によって厳密な方法は確認が必要ですが、大まかには下記のような流れとなっています。
1. 粗大ゴミ受付センターに連絡
自治体によって受付センターが用意されていますので、そちらに連絡を行います。 また、今ではインターネットで受付を行っている自治体もありますので、電話が繋がりづらい、あるいは電話をする時間がない方などはインターネットでの申込みがお勧めです。
2. 有料粗大ゴミ処理券の購入
粗大ゴミ回収の受付が終わりましたら、粗大ゴミ処理券を購入します。粗大ゴミ処理券の金額は各自治体によって異なりますので、区役所等のHPでの確認が必要です。
3. 粗大ゴミを指定の集積場へ
指定の日に業者が粗大ゴミを引き取りに来ますので、それまでに粗大ゴミを指定の場所に置いておきます。
集積場に出す時間は自治体によって異なりますが、過ぎてしまうと回収がされませんので注意が必要です。
粗大ゴミとして出せないもの
家電リサイクル法対象品目として指定されているものは、住んでいる地域に関わらず回収できません。
家電リサイクル法対象品目としては、エアコン、テレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、洗濯乾燥機、パソコンは家電リサイクル法として定められていますので、粗大ゴミとして回収ができず、リサイクル義務が発生します。
粗大ゴミに出せないリサイクル法対象品目の処分方法
家電リサイクル法が制定されて以来、リサイクル法対象品目は粗大ゴミとしての引取が出来なくなりました。
では一体どうやって処分すればいいのかを簡単にまとめましたのでご紹介します。
1. 新しいものと買い換えるときに小売業者に依頼する
エアコン、テレビなどを新しく買うときは、今使っているものを処分したいという方が多いので、 新しく商品を購入する店舗に処分を依頼するという方法があります。
一般的にリサイクル料金と収集運搬料金が掛かりますが、細かくは店舗ごとに異なりますので確認が必要となります。
2. 指定場所への持ち込み
買い替えではなく単に捨てたいだけであれば、処分ができる指定の施設まで持ち込むことも可能です。品目によってリサイクルに掛かる料金が異なりますので、事前に確認は必要です。
3. 不用品引取業者へ依頼する
買い替えではなく、また指定場所まで行くことも出来ない場合は、不用品引取業者に依頼する方法もあります。引取先まで取りに来てくれるので、手間としてはそこまで掛かりません。費用としてはリサイクル料金に加え、引取先の場所や業者によっても異なりますが、出張費用という形で費用がかかる場合があります。
※場所によっては出張費用が掛からないケースもありますので、事前に調べておくことをお勧めします。
粗大ゴミは基本的に大きいものが多く、女性やご高齢のご家庭の場合は、捨てるだけでも大変な作業になることが多いです。ご自宅まで引き取りに来てくれるサービスも今は充実していますので、事前に検討していただくと良いかと思います。